MainPicture

international06

  • 「若手研究者経費支援」事業 報告
  •  本シンポジウムでは、SRDとしては初となる「若手研究者経費支援」事業を行いました。ポスター発表を行う若手の方を対象に公募を行い、シンポジウム参加のための渡航・滞在経費の一部と支援するものです。審査の結果、申請された6名の方々が選ばれました。現地にて眞鍋理事長より経費支援金が授与されました。6名の方々より、シンポジウム参加を終えての所感をいただいております。
  • 経費支援金授与式 現地にて 2010/09/20
  • 経費支援金授与式 現地にて 2010/09/20

  • 日・チェコ交流シンポジウムへ参加をして
  • 麻布大学大学院 獣医学研究科 動物応用科学専攻 博士前期課程2年
  • 藤原 克祥
  • 藤原 克祥 今回、私はCzech-Japan Joint Symposium for Animal Reproduction, "From gametes to stem cells" に参加致しました。本シンポジウムは、日本とチェコの繁殖学の研究者が集い、生殖細胞から幹細胞に到るまでの様々なテーマについて最新の発表を行ない、交流を深めよういうものです。
     私は、このシンポジウムへの参加を5月中に決定し、その発表に向け多くの実験を組み立ててきました。ポスターによる発表をさせて頂く機会をいただき、さらに初の海外で開催されるシンポジウムへの参加でもあり、緊張とともに、私自身のステップアップにつなげたいという思いから準備をしました。初めてのポスター作成は、如何に見に来ていただく方にとって分かりやすく研究内容を伝えることができるかに重点を置き、作成致しました。もちろん、英語による発表なので発音などの練習も重ねました。短く簡潔に自分の意見を伝えることできるか、これは日本語での発表においても同じだと思いますが、その作業を英語で行うことに対しての難しさを感じました。
     多くの日本あるいはチェコの方々の研究発表を拝聴し、難しい内容が多くありましたが理解できるように努めました。エピジェネティクスの分野、分子、タンパク質レベルの解析の話を英語で聞き取ることは難しく、今後幅広い分野への理解を深めていきたいと考えるよい機会になりました。本シンポジウムへ参加することで、自分自身の英語力、実験の到達度の不足を実感致しました。再来年開催されるという筑波での同シンポジウムに向け、次回は更なる研究の推進、チェコの方々との交流もより深めて行きたいと思います。
     最後になりましたが、本シンポジウムに参加するにあたり多大なる援助をいただきました日本繁殖生物学会に厚く御礼申し上げます。さらに、チェコ滞在期間中に大変お世話になりました理事長の眞鍋先生、宮野先生、菊地先生をはじめとする学会の各先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。


  • 日・チェコ 交流シンポジウム, Japan-Czech Joint Symposium 20th ‐ 21st September, 2010に参加して
  • 神戸大学農学研究科資源生命科学専攻 修士課程2年
  • 京極 博久
  • 京極 博久 今回、“日・チェコ 交流シンポジウム”に参加するきっかけになったのは、僕がチェコのJosef Fulka Jr.博士の下で2009年11月から2010年3月の間、研究を行っており、チェコでの成果を発表するよい機会だと思ったからです。半年間ですがチェコで研究生活を送っていたので、チェコには非常に親しみがあり、近いうちに訪れたいと考えていました。今回の訪問では、チェコでお世話になったたくさんの研究者にも再会でき、楽しい時間を過ごせました。また、会場では新しくチェコの研究者と交流を持つ機会にも恵まれ、意見などを交換し、今後の自分の研究に役に立つ情報をたくさん得ることができました。このような国際交流を通して自分の研究者ネットワークを広げることは、とてもよいことだと感じました。発表に関しても、非常にレベルの高い発表ばかりで大変勉強になりました。特にcell-cycleの分野では、最先端のすばらしい研究が数多くあると感じました。懇親会では、チェコ側の計らいで、チェコの音楽やダンスも楽しむことができ、おいしいビールもたくさん味わうことができました。このようなすばらしいシンポジウムを開催していただいた日本、チェコの関係者の方々に感謝するとともに、シンポジウムではポスター発表でしたが、発表の場をいただいたことにも感謝しています。また、日本繁殖生物学会からは経費の支援をいただき、学生にはなかなか手の出しにくい海外でのシンポジウムに思い切って参加する機会を与えていただき、とても感謝しています。


  • チェコ国際交流シンポジウムへの参加を経て
  • 麻布大学 大学院獣医学研究科 動物応用科学専攻 博士前期課程1年
  • 中内 千乃
  • 中内 千乃 今回私たちは、チェコで行われたCzech-Japan Joint Symposium for Animal Reproduction,“From gametes to stem cells”(2010年9月20日~21日)に参加しました。そこでは、生殖細胞からES細胞まで広い分野を研究している方々の話を聞くことができました。専門分野と異なる分野の内容を理解するのに困難な部分もありましたが、シンポジウムの発表から多くの知識を得ることができ、また自分の研究分野だけでなく他の分野にも目を向けることの大切さを知ることができました。
     一方、いろいろな方との出会いや英語でのコミュニケーションなど、普段私たちが遭遇する機会の少ない出来事も経験しました。初めて海外で行ったポスター発表は、不安を背負いながらも、現地の方を初めとする多くの先生方からご意見やコメントを頂きました。今回、英語を使った説明を行う機会を通じて、外国の方々に物事を伝えることの難しさを改めて感じました。そして、もっと英語に触れる機会が欲しいとも思いました。さらに、英語だけでなく、物事の考え方や社会でのたち振舞いなど人間性においても学ぶべきところが沢山ありました。
     また今回のシンポジウムでは、食事やダンスパーティーなどからチェコ文化を堪能することができました。夕食後に現地の踊り子さんと一緒に踊ったダンスは、とても楽しく有意義な時間を過ごせました。さらに、踊り子さんの高い歌声もとても印象的でした。今回、このように貴重な体験をさせて頂くことができて本当に嬉しく思います。ここで学んだことを、これから先に生かしていきたいと思います。
     最後になりますが、今回のシンポジウムの参加に関して、多大なる援助をいただいた日本繁殖生物学会の眞鍋理事長をはじめとして、宮野先生、菊地先生、さらに関係各位の先生方には、チェコでの滞在に関して大変お世話になりました。この場を借りて感謝申し上げます。


  • 日・チェコ交流シンポジウムに参加して
  • 麻布大学大学院 獣医学研究科 動物応用科学専攻 博士前期課程1年
  • 渡部 真代
  • 渡部 真代 この度は日・チェコ交流シンポジウムに参加するにあたり多大な援助を頂きまして本当にありがとうございました。先生たちによる素晴らしい発表を生で聞くことができる機会頂き、学生という立場ながら大変貴重な体験をすることが出来ました。また、同時に幅広い分野の研究発表を聞くことで自分の勉強不足を痛感し、研究に対する姿勢が甘かったと反省致しました。チェコの研究者の方々は研究に対する意欲が強い印象を受けました。若いけれど素晴らしい研究をしておられ、自分を含め日本の学生も負けていられないと刺激されました。日本繁殖生物学会の一員として恥ずかしくないよう、今後ますます意欲的に研究に取り組んでいきたいとおもいます。
     本学会では講演だけではなく、学会最終日でのチェコの民族ダンスに参加した事も強く印象に残っています。心から笑い、日本では出来ないとても良い思い出になりました。
     チェコという遠い地で、学生には勿体ないくらいの貴重な素晴らしい体験をさせて頂き、本当にありがとうございました。真鍋先生や菊地先生を始め、多くの先生方と同じ空間で同じ時を過ごす機会を頂き感謝しています。
     この旅が、ただの思い出にならないよう研究に励んでいきたいと思います。重複しますが、このような素晴らしい機会を頂き本当にありがとうございました。


  • 日・チェコ交流シンポジウムに参加して
  • 麻布大学大学院 獣医学研究科 動物応用科学専攻 博士前期課程1年
  • 鈴木 希望
  • 鈴木 希望 今回、日・チェコ交流シンポジウムに参加させていただき、たくさんの経験をすることができました。そして、多くのことを学びました。国内外を通じて学会に参加し発表することが初めてだった私は、とても緊張してしまいましたが、研究をなさっているたくさんの方々のお話を聞き、接することが出来る素晴らしい環境のもとでのシンポジウムに参加できたことを、とても嬉しく思います。
     そして、今回、生殖細胞や、受精機構、幹細胞、その他の幅広い分野のお話を聞かせていただき多くのことを学ぶことができました。英語が聞きなれていなかった私には、難しい部分も少なくはなかったのですが、2日間のシンポジウムを経て、英語でのコミュニケーションの大切さに気づくことができました。そして、ポスター発表の場では、いろいろな方から質問や貴重なアドバイスをいただきました。そこで改めて、自分の研究テーマを相手に分かりやすく説明することの難しさが分かりました。そこでいただいたアドバイスや経験を今後に生かしていけるよう、これからも努力していこうと思います。
     シンポジウムの場以外でも、たくさんのチェコの文化を経験させていただきました。生演奏での本場のフォークダンスを間近でみることができ、また、フォークダンスグループの方々やシンポジウムに参加した方々と一緒にダンスに参加できたことがとても印象深いです。たくさんのチェコ料理も味わうことが出来ました。他文化との交流、人との交流の大切さ、楽しさを学び、今後もこのような機会に参加できたらなと思います。
     シンポジウムでの2日間で、このようなたくさんの貴重な経験をさせていただき、とても感謝いたします。
     また、最後に、今回多大なる援助をいただきました日本繁殖生物学会の真鍋理事長をはじめ関係各位の先生方には、大変お世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。


  • 日・チェコ交流シンポジウムに参加して
  • 信州大学大学院 総合工学系研究科 生物・食料科学専攻 博士課程3年
  • 中村 隼明
  • 中村 隼明 9月20日、21日の2日間、チェコのリブリツェにて、日・チェコ交流シンポジウムが開催されました。リブリツェは、チェコの首都であるプラハより車で1時間ほどの距離にあり、馬や鶏は伸びやかに過ごし、森の中に分け入れば啄木鳥やカケスが飛び交う、物静かで素敵な町でした。残暑の厳しい日本とは打って変わり、リブリッツェは少々肌寒い位で、快適に過ごすことができました。
     会場となったLIBLICE CASTLEは、城を改修した由緒ある建築物であり、日本とチェコの若手からシニアに至るまでの多くの研究者で賑わっておりました。口頭発表では、各分野における著名な研究者が中心であり、繁殖生物学分野の研究に関する最新の成果を知る絶好の機会となりました。一方、ポスター発表は若手が中心であり、討議する時間が十分に設けられていたため、それぞれの研究内容を詳細に理解することができました。私は、”Gametegenesis following transplantation of primordial germ cells in domestic fowl”という演題でポスター発表をおこないました。内容は、鳥類の実験モデルとしてニワトリを用い、初期発生における始原生殖細胞の移動様式を明らかにし、さらに、その凍結保存、移植、除去技術を確立するというものであり、学部から博士課程まで一貫して取り組んできた研究です。今回のシンポジウムでは、哺乳類以外の動物を専門に扱う研究者は、ごくわずかしかおりませんでしたが、鳥類の繁殖工学分野における最新の研究成果を発信すると同時に、多角的な指摘や感想を頂戴することができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。幸いにも、私の研究は優秀ポスターに選出され、大変な励みとなりました。
     日・チェコ交流シンポジウムは、今後も開催される予定ですが、次回も是非とも参加したいです。そのためにも、今後も日々精進し、研究目標に向かって邁進していきたいと考える次第です。最後になりましたが、当シンポジウムに参加するにあたり、経費支援をして戴いた日本繁殖生物学会に対し、この場を借りて厚く御礼申し上げます。