2024年第117回名古屋大会 男女共同参画推進委員会企画セミナー
- (後援:一般社団法人男女共同参画学協会連絡会)
- 令和6年10月24日SRD男女共同参画推進委員会
- テーマ:
「組織・社会の活性化戦略としての男女共同参画推進-名古屋大学の取組紹介も含めて-」
- 開催日時:9月23日(月)12時30分~13時30分
対面、ランチョンセミナー形式
演者:束村 博子 先生(名古屋大学大学院生命農学研究科)
- 昨年度に引き続き、今年度も対面での学術集会の開催期間内においてランチョンセミナー形式で実施しました。当日は、100名超の参加者が集まり、会場は満席となりました。今年度は、長きに渡り、研究や大学教育現場の男女共同参画推進にご貢献いただきました束村博子先生に講師をお願いし、「組織・社会の活性化戦略としての男女共同参画推進-名古屋大学の取組紹介も含めて-」をテーマにセミナーを開催しました。
講演では、束村先生が一貫して取り組んでこられた女性教員比率の増加、育児と仕事の両立支援、女子学生支援策の推進などについて、名古屋大学の取組みを交えてご紹介いただくとともに、無意識のバイアスに関してクイズ形式で理解を深める時間を作っていただいたり、多様性という面でも新しい概念を提供して下さり、とても有意義なセミナーとなりました。
セミナーの参加者は10~30代が6割を超えており、学部学生、大学院生、ポスドクなどの立場の若い世代の方々にも関心を持っていただけたようです。男女比は男性6割女性4割と男性がやや多い傾向でした。セミナー後のアンケートでは、「ジェンダーギャップ指数が日本はとても低いということにショックを受けた。」「名古屋大学の具体的な取組みを聞けて勉強になった。」「無意識のバイアスについて自認ができた。」「意識の改革には時間を要するので、繰り返しこのようなテーマのセミナーを開催する必要があると思う。」といった感想が集まり、束村先生のパワフルなご講演に皆が活気づけられたように感じました。
今回、ご講演を頂きました束村先生には改めて御礼申し上げます。今後のセミナーでは、参加者から要望のありました介護の問題、生理痛などの女性の健康に対する職場の配慮、無意識のバイアスに関する理解を深めるテーマなど、様々な観点から男女共同参画の推進につながるテーマを取り上げていきたいと思います。
- (報告者:男女共同参画推進委員会 遠藤 なつ美)
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