第117回日本繁殖生物学会名古屋大会の演題登録〆切延長のご案内

第117回日本繁殖生物学会名古屋大会事務局より,掲題の件で連絡がありましたのでご案内いたします。
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第117回日本繁殖生物学会名古屋大会の一般演題ならびに優秀発表賞候補演題の登録〆切を、5月22日(水)17:00 まで、1週間延長することになりました。
締め切り:5月22日(水)17:00
皆様からの演題登録をお待ちしております。
演題の申込にあたっては下記のページの要領をご覧ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
第117回日本繁殖生物学会大会
大会長 束村 博子

2024年4月17日 林 克彦 会員(大阪大学)がタイム誌の「TIME100」に選ばれました

この度、本学会会員でありまた渉外理事でもある大阪大学の林克彦教授(生殖遺伝学)がタイム誌の「TIME100」に選ばれました。このTIME100は、タイム誌が毎年「世界で最も影響力のある100人のリスト」として発表しており、”Artists”, “Icons”, “Titans”, “Leaders”, “Innovators”, “Pioneers”の各カテゴリがあり、林先生は”Innovators”のカテゴリで選出されております。
林先生のご業績につきましては、本学会会員で知らぬ人はいないと思われます。多能性幹細胞(ES細胞, iPS細胞)からの体外培養による配偶子形成の再構築系の研究では、文字通り他の追随を許さない、世界トップの研究成果を多数発表されています。昨年には、英科学誌Natureの「今年の10人」に選出されたことも、記憶に新しいところです。
と、ここからは私事も交えて、林さんと呼ばせていただきますが、林さんと私は2005年4月から英国ケンブリッジ大学のGurdon研究所Azim Surani研究室にてほぼ同時期にポスドクをしておりました。ご存じの方も多いと思いますが、Azimは1984年にゲノムインプリンティング現象を発見し、その後も多くの日本人ポスドクと研究を行っています。特に、現京大の斎藤通紀先生留学時からは生殖細胞の発生過程に関する研究で数多くのブレイクスルーを生み出しています。留学当時の林さんは、培養室に籠もりっきりで、とにかく深夜まで鬼のように実験をしていた記憶があります。また、当時から論文PDFをパソコン画面でさーっと読んでおり、未だに紙に印刷しないと上手く読めない私とはインプット量が雲泥の差でした・・・。私は2年半で帰国しましたが、林さんは4年間の留学中に多くの成果を出し、京大斎藤研に帰国後も、現在のご業績に繋がる研究成果をあげられています。
その後は2014年4月に九州大学大学院医学研究院教授、2021年9月には現所属である大阪大学大学院医学系研究科教授に着任され、その間にも本学会大会では何度もご講演いただいているところです。また、2026年6月に帯広で開催される第20回国際動物繁殖学会(ICAR2026)においても林さんはInternational Scientific Committee (ISC)の一員として、プログラム立案等で現在ご活躍いただいております。
と、紹介文なのに長くなりました。会員の皆様にお知らせさせていただくと共に、林さんのご研究のますますのご発展をお祈り申し上げます。
関連リンク
大阪大学の紹介ページ:https://www.med.osaka-u.ac.jp/archives/39321
TIME誌の紹介ページ:https://time.com/6964621/katsuhiko-hayashi-2/
Nature誌「今年の10人」の紹介ページ:https://www.nature.com/immersive/d41586-023-03919-1/index.html
ICAR2026のHP:https://icar2026.jp
(文責:SRD広報幹事、ICAR2026組織委員、東京農工大学:金田正弘)

2024年4月17日 林 克彦 会員(大阪大学)がタイム誌の「TIME100」に選ばれました

この度、本学会会員でありまた渉外理事でもある大阪大学の林克彦教授(生殖遺伝学)がタイム誌の「TIME100」に選ばれました。このTIME100は、タイム誌が毎年「世界で最も影響力のある100人のリスト」として発表しており、”Artists”, “Icons”, “Titans”, “Leaders”, “Innovators”, “Pioneers”の各カテゴリがあり、林先生は”Innovators”のカテゴリで選出されております。
林先生のご業績につきましては、本学会会員で知らぬ人はいないと思われます。多能性幹細胞(ES細胞, iPS細胞)からの体外培養による配偶子形成の再構築系の研究では、文字通り他の追随を許さない、世界トップの研究成果を多数発表されています。昨年には、英科学誌Natureの「今年の10人」に選出されたことも、記憶に新しいところです。
と、ここからは私事も交えて、林さんと呼ばせていただきますが、林さんと私は2005年4月から英国ケンブリッジ大学のGurdon研究所Azim Surani研究室にてほぼ同時期にポスドクをしておりました。ご存じの方も多いと思いますが、Azimは1984年にゲノムインプリンティング現象を発見し、その後も多くの日本人ポスドクと研究を行っています。特に、現京大の斎藤通紀先生留学時からは生殖細胞の発生過程に関する研究で数多くのブレイクスルーを生み出しています。留学当時の林さんは、培養室に籠もりっきりで、とにかく深夜まで鬼のように実験をしていた記憶があります。また、当時から論文PDFをパソコン画面でさーっと読んでおり、未だに紙に印刷しないと上手く読めない私とはインプット量が雲泥の差でした・・・。私は2年半で帰国しましたが、林さんは4年間の留学中に多くの成果を出し、京大斎藤研に帰国後も、現在のご業績に繋がる研究成果をあげられています。
その後は2014年4月に九州大学大学院医学研究院教授、2021年9月には現所属である大阪大学大学院医学系研究科教授に着任され、その間にも本学会大会では何度もご講演いただいているところです。また、2026年6月に帯広で開催される第20回国際動物繁殖学会(ICAR2026)においても林さんはInternational Scientific Committee (ISC)の一員として、プログラム立案等で現在ご活躍いただいております。
と、紹介文なのに長くなりました。会員の皆様にお知らせさせていただくと共に、林さんのご研究のますますのご発展をお祈り申し上げます。
関連リンク
大阪大学の紹介ページ:https://www.med.osaka-u.ac.jp/archives/39321
TIME誌の紹介ページ:https://time.com/6964621/katsuhiko-hayashi-2/
Nature誌「今年の10人」の紹介ページ:https://www.nature.com/immersive/d41586-023-03919-1/index.html
ICAR2026のHP:https://icar2026.jp
(文責:SRD広報幹事、ICAR2026組織委員、東京農工大学:金田正弘)

第117回日本繁殖生物学会大会 演題登録締め切りのご案内

SRD117回大会事務局より,掲題の件で連絡がありましたのでご案内いたします。
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第117回日本繁殖生物学会大会の優秀発表賞エントリー演題、一般演題 (口頭発表、ポスター発表) の登録期間が5月15日(水)17:00に終了いたします。
5月7日 (火) 11時現在での全演題登録数は32題、優秀発表賞候補演題登録数は4題です。
〆切間際には回線の混雑が予想されますので、余裕を持ってすこし早めに登録いただけますようお願いいたします。
なお、システムメンテナンスのため、5月9日(木) 21:00-24:00の間、登録作業ができません。
登録サイト:https://srd.confit.atlas.jp/login
上記登録期間を過ぎますと、登録・修正ともにできなくなりますのでご注意ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
第117回日本繁殖生物学会大会
大会長 束村 博子 (名古屋大学大学院生命農学研究科特任教授)

第117回日本繁殖生物学会大会の演題募集中(5/15(水)17時まで)

日本繁殖生物学会プログラム委員会より,掲題の件で連絡がありましたのでご案内いたします。
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第117回日本繁殖生物学会大会の一般演題募集がはじまっています。奮って
ご応募ください(5/15(水)17時まで)。
なお、優秀発表賞応募の方は、「優秀発表賞エントリー演題審査用原稿」のファ
イル(Word形式)および履歴書添付(ライフイベントや学歴等により配慮が必要
な方)の提出が必要となります。締め切り時に書類不備の場合はエントリーでき
ませんので、応募の際にはアップロードを忘れずにお願いします。

【SCJ】日本学術会議ニュース・メールNo.878

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    ** 日本学術会議ニュース・メール ** No.878 ** 2024/4/26    
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1.【観光庁】大学における国際会議誘致開催促進事業 案件公募の開始について
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【観光庁】大学における国際会議誘致開催促進事業 案件公募の開始について
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 政府では、令和5年5月に「新時代のインバウンド拡大アクションプラン」
を決定し、「国際会議の開催件数世界5位以内(令和12年)(※)」等の目標
達成に向け、各種施策を推進していくこととしています。
国際会議の開催件数増加のためには、国際会議の主催者となる大学教員の方
々への情報発信や大学と地域のコンベンションビューローとの連携促進、また
将来の誘致案件獲得に向けた主催者の育成も重要になります。
観光庁では、大学における国際会議誘致・開催を促進するため、「将来の誘
致案件獲得」や「新規国際会議の創出・将来の主催者の育成/開催ノウハウ向上」
を目的とした案件の募集をしております。
※国際会議協会(ICCA:International Congress and Convention Association
の略。)の統計による。3か国以上でローテーションを組むなど、継続的に開
催している会議を国際会議として計上している。
【支援上限】
・類型1、類型2ともに上限700万円
【募集する取組例】
<類型1>
■目標設定・連携体制構築に係る取組
 ○学内開催国際会議の情報集約・誘致目標設定(大学における既存のKPIへの活用を推奨)
 ○地域の国際会議関係者(CB・自治体・産業界等)との協議会の開催
 ○主催者の負担軽減に資する地域PCO等との連携体制構築
■学内研究者への情報発信・開催機運醸成
 ○学内研究者・学会への支援メニューの情報発信・説明会の開催
<類型2>
■国際性向上/地域貢献/研究力強化を目的として大学が参画する新規国際会議
の立ち上げ・開催(国内会議の国際化を含む)
 ○地元企業との連携による地域の特色を活かした国際会議の創出
■将来の国際会議誘致に必要な海外研究者とのネットワーク形成
 ○若手研究者が主催する国際シンポジウムの開催
 ○大規模国際会議に付随するサテライト国際会議の開催
※募集要項、申請書等、詳細は以下のホームページをご参照ください。
 https://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo09_00007.html
【応募期限】
 令和6年6月3日(月) 12:00
【観光庁担当者】
 観光庁 MICE室 唐司/田上
 E-mail:tohnosu-t2yt@mlit.go.jp/tanoue-y2zy@mlit.go.jp
 電話:03-5253-8938
※募集要項及び申請書の内容に関するご質問は、Emailに限定させていただきます。
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 日本学術会議YouTubeチャンネル
  https://www.youtube.com/channel/UCV49_ycWmnfhNV2jgePY4Cw
 日本学術会議公式Twitter
  https://twitter.com/scj_info
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       学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
           http://jssf86.org/works1.html
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 日本学術会議ニュースメールは転載は自由ですので、関係団体の学術誌等へ
の転載や関係団体の構成員への転送等をしていただき、より多くの方にお読み
いただけるようにお取り計らいください。
 過去のメールニュースは、日本学術会議ホームページに掲載しております。
 https://www.scj.go.jp/ja/other/news/index.html
【本メールに関するお問い合わせ】
 本メールは、配信専用のアドレスで配信されており返信できません。
 本メールに関するお問い合わせは、下記のURLに連絡先の記載がありますの
で、そちらからお願いいたします。
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 発行:日本学術会議事務局 https://www.scj.go.jp/
     〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34

大学発新産業創出基金事業「ディープテック・スタートアップ国際展開プログラム(D-Global)」令和6年度公募

国立研究開発法人科学技術振興機構より,掲題の件で連絡がありましたのでご案内いたします。
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【公募開始】JST大学発新産業創出基金事業「ディープテック・スタートアップ国際展開プログラム(D-Global)」 における令和6年度公募
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科学技術振興機構(JST)は「大学発新産業創出基金事業ディープテック・スタートアップ国際展開プログラム(D-Global)」の令和6年度公募を開始しました。

D-Globalは大学等発の技術シーズを核にして、社会・経済に大きなインパクトを生み、国際展開を含め大きく事業成長するポテンシャルを有するディープテック・スタートアップの創出を目的とします。当該目的を達成するため、技術シーズの事業開発に責任を有する事業化推進機関および研究開発に責任を有する研究代表者が共同代表者となり、事業化推進機関のプロジェクトマネジメントのもとに事業化マイルストン及び研究開発マイルストンを設定し、事業化推進機関と研究代表者が一体的に課題を推進します。

●公募期間:令和6年4月16日(火)~7月17日(水)正午
●対象課題:大学等発の技術シーズを核にして事業化を目指す研究開発課題の中で、概念実証およびスタートアップ組成のフェーズに入ることが適切と判断される課題
●研究開発期間:最長3年程度(令和6年12月上旬頃~令和9年11月末)
※本公募プログラムは原則起業前の支援を行うものです。そのため、申請可能な研究開発期間上限(令和9年11月末)前に起業する場合は、当該起業予定時期迄を研究開発期間としてご申請ください。
●研究開発費(研究開発期間総額、直接経費):原則3億円程度まで
※正当な理由がある場合、上限5億円
●採択予定数:10件程度(目安)

詳細につきましては、下記の大学発新産業創出基金事業ホームページに掲載している公募要領をご覧ください。
https://www.jst.go.jp/program/startupkikin/deeptech/koubo2024.html

ご関心のある多くの方々のご応募をお待ちしております。

<お問い合わせ>
国立研究開発法人科学技術振興機構
スタートアップ・技術移転推進部
スタートアップ第1グループ
E-mail:start-boshu@jst.go.jp

(お知らせ文面 ここまで)

以上、お手数おかけ致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

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国立研究開発法人科学技術振興機構
スタートアップ・技術移転推進部
スタートアップ第1グループ
D-Global担当
E-mail:start-boshu@jst.go.jp
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旭川医科大学 医学部 助教募集

小倉淳郎会員より,掲題の件で連絡がありましたのでご案内いたします。
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旭川医大の日野敏昭先生から公募の情報をお送り頂きました。
当教室は、哺乳類の卵子・受精卵の染色体観察で世界有数の伝統があり、柳町先生とも長らく共同研究をされています(PMID: 30977810、27417908)。私の研究室でもお世話になっています(PMID: 35587095)。当学会の若手の会員の方々にご興味を持って頂ければ幸いです。
旭川医科大学 医学部 一般教育(生物学担当) では助教を募集しています。
詳細は下記にてご確認いただけます。
理化学研究所バイオリソース研究センター 小倉淳郎

SRD公開オンラインシンポジウム「動物の繁殖の研究ってこんなに広がるの!?」 5月11日(土)を開催します!

SRDでは繁殖生物学の持続可能な発展のための基礎研究という観点から、産業動物の繁殖学研究や技術から派生し、動物園の現場、宇宙科学、医療領域などにおいて、社会的貢献につながる基礎研究や新技術の開発を紹介する公開シンポジウムを企画いたしました。学術の重要性や社会的意義などについて、中高生や一般市民の皆様に、分かり易くご理解を頂ける機会にしたいと思います。皆様奮ってご参加ください。
SRD公開オンラインシンポジウム 2024 
「動物の繁殖の研究ってこんなに広がるの!?」
日時:2024年5月11日(土) 13:00~15:20
Zoomによるオンライン配信、参加費無料
事前登録が必要ですので、以下のサイトから参加登録をお願いします。
登録の締め切りは5月8日(水)までとなります。
講演内容:
講演1: 「動物の繁殖学研究と動物園への広がり:希少動物の生息域外保全と繁殖学研究」
山本 ゆき 会員(東京農工大学農学研究院動物生命科学部門)
「動物繁殖学」と聞いて、どんな動物が思い浮かぶでしょうか?実験動物、家畜、コンパニオンアニマルなどさまざまな動物がいますが、今回は動物園動物についてお話します。動物園/水族館には 4 つの役割があるとされ、一般的に馴染み深いのは「レクリエーション」と「教育」です。さらに私たち繁殖学研究者には、「研究」「種の保存」の2つが関わってきます。絶滅危惧種を施設で保護し、繁殖させることで絶滅を回避する方法を「生息域外保全」といい、動物園はこの域外保全の場としての役割を担っています。しかし飼育下での自然繁殖が難しい動物もいるため、そのような動物の生殖生理状態の把握や人工授精といった応用技術が今後重要になってきます。今回のセミナーでは、私たちが実施している動物園との共同研究を紹介し、これまで実験動物や家畜中心に行われてきた繁殖学研究が絶滅危惧種の保護にどのようにつながるかをお話しいたします。
講演2: 「哺乳類の宇宙繁殖の可能性と問題点 ~人類は過酷な宇宙環境で繁栄できるのだろうか~」
若山 照彦 会員 (山梨大学生命環境学部生命工学科)
人類は将来宇宙へ進出し、スペースコロニーや月、火星、さらには太陽系の外で生活するようになると誰もが考えています。しかし、果たして過酷な宇宙で子供を産み育て繁栄することは可能なのでしょうか。宇宙放射線は精子や卵子のDNAを傷つけるため、健康な子供を作れない可能性があります。無重力あるいは月や火星の低重力では、胎児は正常に発育出来ない可能性があります。
一方、将来人類が他の星へ移住する場合、ペットや家畜も連れて行くことになりますが、他の星で繁殖させ品種を維持するためには、近親交配による絶滅を避けるため、品種ごとに数百匹連れていく必要があります。しかし大きなウシやブタを品種ごとにそれぞれ数百頭、ロケットに乗せて連れていくことは不可能です。
そこで我々は実際に国際宇宙ステーションを使って、動物の宇宙繁殖についての研究、すなわち精子を宇宙放射線に長期間被ばくさせてから子供を作る実験や、受精卵を無重力の宇宙ステーションで培養する実験を行ってきました。本講演では、我々が宇宙で実験を行うために開発した新技術を用いて、実際に宇宙で行った動物の宇宙繁殖研究について紹介します。
講演3: 「動物の繁殖学研究と医療への広がり」
長嶋 比呂志 会員 (明治大学農学部生命科学科)
2022年1月に10種類の遺伝子が操作されたブタの心臓が歴史上初めて人に移植されました。さらに2024年3月にも、遺伝子操作されたブタの腎臓の人への移植が行われました。このような動物の臓器を用いる移植、すなわち異種臓器移植は、臓器移植医療における提供臓器不足を背景として、これまで約30年間にわたり活発に研究されてきました。遺伝子操作したブタの心臓や腎臓のサルへの移植試験では、3年近い生存が確認されており、今後異種臓器移植の臨床応用は急速に進むものと予想されます。このような異種臓器移植用のブタの開発は、動物の繁殖学研究の最も顕著な成果のひとつである、体細胞クローニング技術を駆使して行われました。本講演では、動物の繁殖学が医学や医療の発展に果たした役割についてお話しします。
主催:公益社団法人日本繁殖生物学会 日本学術会議食料科学委員会畜産学分科会
共催:日本畜産学アカデミー
後援:公益社団法人日本畜産学会

[日本学術会議]学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた国の方針に関する説明会の御案内について

会員、連携会員、協力学術研究団体 各位
     学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた国の方針
           に関する説明会の御案内について
                           日本学術会議事務局
 平素より大変お世話になっております。
 内閣府科学技術・イノベーション推進事務局より、4月25日(木)及び26
日(金)に「学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた国の方針に関す
る説明会」を開催する旨の案内がございましたので、下記のとおりお知らせいた
します。
 御参加を希望される場合は、各回の登録フォームより直接御登録ください。
○ホームページURL
 https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20240415.html
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                           令和6年4月15日
                内閣府科学技術・イノベーション推進事務局
      学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた国の方針
            に関する説明会の開催について
1.趣旨:
 公的資金による研究成果を国民に還元するためには、研究者が、自らの研究成
果を自由にかつ広く公開・共有し、国民が広くその知的資産にアクセスできる環
境の構築が必要です。昨年6月に閣議決定された「統合イノベーション戦略20
23」において、「我が国の競争的研究費制度における2025年度新規公募分
からの学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた国の方針を策定する」
と示されたことを踏まえ、「学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた
基本方針」を本年2月に統合イノベーション戦略推進会議において策定しました。
 この方針の実施に向け、関係府省、関係機関等との連携により具体的な施策を
検討することとなりますが、アカデミアのご理解をいただくことが不可欠です。
 このため、本方針を含め、我が国のオープンアクセスの実現に向けた施策につ
いて説明及び意見交換の機会をいただきたくお願いします。
2.説明者:
 内閣府科学技術・イノベーション推進事務局 参事官(統合戦略担当)
 赤池 伸一
3.対象:
 一般公開(特に、学術団体、大学、研究機関等に所属する研究者・URA・図
書館関係者、事務職員、その他学術論文等の即時オープンアクセスにご関心があ
る方)
4.日時:
 [第1回] 令和6年4月25日(木) 17時30分~18時30分
 [第2回] 令和6年4月26日(金) 17時30分~18時30分
 (質疑応答を含む)
5.形式:
 オンライン(Microsoft Teamsを使用)
6.申込方法および期限:
 以下のURLから事前登録をお願いいたします。事前登録いただいた方宛には
各回開催日の前日までに説明会参加用のURLをお送りいたします。
  締切日:令和6年4月23日(火)
  締切日:令和6年4月24日(水)
7.参考資料
 〇学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針(令和6年2月
16日統合イノベーション戦略推進会議決定)
  https://www8.cao.go.jp/cstp/oa_240216.pdf
 〇学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針の実施にあたっ
ての具体的方策(令和6年2月21日関係府省申合せ)
  https://www8.cao.go.jp/cstp/openscience/r6_0221/hosaku.pdf
8.問い合わせ先:
 内閣府科学技術・イノベーション推進事務局
 統合戦略担当 兼田・庭野・野口
  電 話:03-6257-1014(直通)
                                  以上
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