会員、連携会員、協力学術研究団体 各位
8月29日幹事会及び記者会見のご報告
日本学術会議事務局
平素より大変お世話になっております。
2023年8月29日、第351回幹事会を開催するとともに、記者会見を行い
ました。今回の幹事会では、第26期における継続的な活動を実施するために国際
委員会及び分野別委員会の下の分科会等の新規設置について承認するとともに、提
言3件についても承認されました。
記者会見では、冒頭の梶田隆章会長の挨拶(下記のとおり)のほか、
S20(Science20)共同声明、「持続可能な社会のための科学と技術に
関する国際会議2023」開催、学術フォーラム・公開シンポジウムの開催予定等
についてご説明いたしました。
幹事会資料及び記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載
しております。
○第351回幹事会(8月29日)資料
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/siryo351.html
○第25期幹事会記者会見資料(8月29日)
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html
———————————————————————-
○記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶
【有識者懇談会】
まず、みなさんご承知のとおり、本日午前、内閣府において日本学術会議のあり
方に関する有識者懇談会の第一回会合が開かれました。私たちは会議の公開を願っ
ておりましたが、残念ながらそれはかなえられませんでした。しかし、後日、詳細
な議事録が公表されると伺っておりますので、本日の内容についてはそちらをご確
認ください。
会合の場で私からは、日本学術会議とはどういう組織か、この間の活動の概要、
会員任命問題、今期私たちが決定・公表した「より良い役割発揮に向けて」以降の
学術会議のあり方に関する議論の経緯、などを説明しました。
また、有識者会議への期待として、日本や世界の科学が抱える課題を大きな視野
で見据えて、その中で日本のナショナルアカデミーとしての日本学術会議に期待さ
れる役割を考えていただきたいと申し上げました。
あわせて、政府において有識者会議の検討事項として示されている事項、すなわ
ち前国会に提出する方向で準備されていた法案及び日本学術会議を法人化するとの
考え方について、これまでから明らかにしてきた私たちの考え方や態度についても
端的に説明いたしました。
私たちとしては引き続き、有識者会議が日本の学術のあり方全体を見直すための
有意義な機会となることを期待しつつ、そのために力を尽くしていきたいと考えて
います。
【提言の審議】
次に、本日の幹事会における提言の審議について申し上げます。本日の幹事会で
は、科学者委員会のとりまとめた「大学・研究機関における男女共同参画推進と研
究環境改善に向けた提言-日本学術会議アンケート調査結果を踏まえて-」、着床
前診断、特にPGT-Mに関する検討分科会のとりまとめた「倫理的課題を有する
着床前遺伝学的検査(PGT)の適切な運用のための公的プラットフォームの設置
-遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝学的検査(PGT-M)への対応を中心に-」
及び土木工学・建築学委員会IRDR分科会のとりまとめた「壊滅的災害を乗り越
えるためのレジリエンス確保のあり方」について審議され、いずれも承認されまし
た。
【各国アカデミー調査】
次に、各国アカデミー調査について申し上げます。これまでG7の国々などを中
心にとりまとめておりましたアカデミー調査に含まれていなかったOECD加盟国
の情報を追加した資料を本日の幹事会において公表しました。幹事会資料として学
術会議HPに掲載しておりますので、ご参照ください。
【サイエンス20共同声明】
次に、サイエンス20共同声明について申し上げます。G20各国の科学アカデ
ミーは、「持続可能な開発のための変革する科学」というテーマの下で、クリーン
エネルギー、ヘルス、科学と社会・文化の3つの分野で提言を公表しました。共同
声明の原文と仮訳は、幹事会資料として学術会議HPに掲載しておりますので、ご
参照ください。
【持続会議2023】
次に、持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議2023について申
し上げます。9月7日、8日において、日本学術会議の主催による持続可能な社会
のための科学と技術に関する国際会議2023を開催する予定です。テーマは「壊
滅的災害に対してレジリエントで持続可能な社会への変革」となっております。詳
細については、高村副会長からご説明いたします。
【学術フォーラム・公開シンポジウム等】
最後に、今後の学術フォーラム・公開シンポジウム等の開催予定について、資料
としてお配りしております。詳細については、菱田副会長からご説明いたします。
———————————————————————-
8月29日幹事会及び記者会見のご報告
日本学術会議事務局
平素より大変お世話になっております。
2023年8月29日、第351回幹事会を開催するとともに、記者会見を行い
ました。今回の幹事会では、第26期における継続的な活動を実施するために国際
委員会及び分野別委員会の下の分科会等の新規設置について承認するとともに、提
言3件についても承認されました。
記者会見では、冒頭の梶田隆章会長の挨拶(下記のとおり)のほか、
S20(Science20)共同声明、「持続可能な社会のための科学と技術に
関する国際会議2023」開催、学術フォーラム・公開シンポジウムの開催予定等
についてご説明いたしました。
幹事会資料及び記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載
しております。
○第351回幹事会(8月29日)資料
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/siryo351.html
○第25期幹事会記者会見資料(8月29日)
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html
———————————————————————-
○記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶
【有識者懇談会】
まず、みなさんご承知のとおり、本日午前、内閣府において日本学術会議のあり
方に関する有識者懇談会の第一回会合が開かれました。私たちは会議の公開を願っ
ておりましたが、残念ながらそれはかなえられませんでした。しかし、後日、詳細
な議事録が公表されると伺っておりますので、本日の内容についてはそちらをご確
認ください。
会合の場で私からは、日本学術会議とはどういう組織か、この間の活動の概要、
会員任命問題、今期私たちが決定・公表した「より良い役割発揮に向けて」以降の
学術会議のあり方に関する議論の経緯、などを説明しました。
また、有識者会議への期待として、日本や世界の科学が抱える課題を大きな視野
で見据えて、その中で日本のナショナルアカデミーとしての日本学術会議に期待さ
れる役割を考えていただきたいと申し上げました。
あわせて、政府において有識者会議の検討事項として示されている事項、すなわ
ち前国会に提出する方向で準備されていた法案及び日本学術会議を法人化するとの
考え方について、これまでから明らかにしてきた私たちの考え方や態度についても
端的に説明いたしました。
私たちとしては引き続き、有識者会議が日本の学術のあり方全体を見直すための
有意義な機会となることを期待しつつ、そのために力を尽くしていきたいと考えて
います。
【提言の審議】
次に、本日の幹事会における提言の審議について申し上げます。本日の幹事会で
は、科学者委員会のとりまとめた「大学・研究機関における男女共同参画推進と研
究環境改善に向けた提言-日本学術会議アンケート調査結果を踏まえて-」、着床
前診断、特にPGT-Mに関する検討分科会のとりまとめた「倫理的課題を有する
着床前遺伝学的検査(PGT)の適切な運用のための公的プラットフォームの設置
-遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝学的検査(PGT-M)への対応を中心に-」
及び土木工学・建築学委員会IRDR分科会のとりまとめた「壊滅的災害を乗り越
えるためのレジリエンス確保のあり方」について審議され、いずれも承認されまし
た。
【各国アカデミー調査】
次に、各国アカデミー調査について申し上げます。これまでG7の国々などを中
心にとりまとめておりましたアカデミー調査に含まれていなかったOECD加盟国
の情報を追加した資料を本日の幹事会において公表しました。幹事会資料として学
術会議HPに掲載しておりますので、ご参照ください。
【サイエンス20共同声明】
次に、サイエンス20共同声明について申し上げます。G20各国の科学アカデ
ミーは、「持続可能な開発のための変革する科学」というテーマの下で、クリーン
エネルギー、ヘルス、科学と社会・文化の3つの分野で提言を公表しました。共同
声明の原文と仮訳は、幹事会資料として学術会議HPに掲載しておりますので、ご
参照ください。
【持続会議2023】
次に、持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議2023について申
し上げます。9月7日、8日において、日本学術会議の主催による持続可能な社会
のための科学と技術に関する国際会議2023を開催する予定です。テーマは「壊
滅的災害に対してレジリエントで持続可能な社会への変革」となっております。詳
細については、高村副会長からご説明いたします。
【学術フォーラム・公開シンポジウム等】
最後に、今後の学術フォーラム・公開シンポジウム等の開催予定について、資料
としてお配りしております。詳細については、菱田副会長からご説明いたします。
———————————————————————-