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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.220 ** 2009/10/30 **
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公開シンポジウム「アジア文化の多元性と共存―宗教と思想の視線から―」
開催について(ご案内)
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西欧文明の卓越性への疑問が沸き上がってきてから、かなりの時が経過している。
とくに21世紀になり、地球環境の悪化がいっそう深刻化し、人類未来の危機がます
ます現実化しつつある現在、人類のあらゆる叡智をもう一度洗い直そうという機運
が満ちてきている。そのなかでも古くから高度の文明を築いてきたインド、中国を
中心とするアジア文明の深遠さと可能性について、ますます注目が集まっていると
いっても過言ではない。
もちろんアジアといっても一様ではない。21世紀に入り、ヨーロッパにおいては
EU(欧州連合)がますます拡大しているが、アジアには、EUを構成する諸国に
見るように一様な共通性があるわけではない。むしろアジアの特徴は多元性にある
といえよう。しかしその多元性は、多くの価値が共生しているという点に、他の文
明にはない特徴を有しているといえるのではなかろうか。
現代の世界においては、経済レベルを中心に、ますますグローバル化が進行して
いる。しかしそれと同時に、グローバル化への反発と、価値の多様化がいっそう顕
著になっていることも、われわれは事実として認めなければならないであろう。
こうした複雑な様相の現代世界において、ますますその存在感を増しているアジ
ア文明の重要性を、われわれは今あらためて注視しないわけにはいかない。そこで
このシンポジウムは、人文学諸分野、とりわけ哲学・思想、宗教、倫理等の専門研
究者があい集い、あらためてアジア文明の多元性のもつ意味と、その近未来的な価
値を論じてみようとするものである。
◆ 日 時 2009年11月28日(土) 13:00~16:30
◆ 場 所 日本学術会議 講堂
詳細は以下のホームページをご参照ください。
○日本学術会議事務局ホームページ
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/83-s-1-2.pdf
【参加申込等】
参加費無料、事前のお申し込みは必要ありません。
当日、会場へお越し下さい。どなたでもご参加いただけます。。
【問い合わせ先】
国際宗教研究所
TEL/FAX 03-5373-5855 E-mail bhutakoti@yahoo.co.jp
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学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/index.html
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