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学術集会等検討委員会からの報告とお願い
平成14年11月20日
日本繁殖生物学会 学術集会等検討委員会委員長 奥田 潔
ご承知の通り、学術集会等検討委員会は、学術集会をより魅力的にするためにはどうしたら良いかを具体的に検討し、次期大会長と相談しながら時期大会の具体案を練っていく委員会として昨年組織されました。また、これまでのシンポジウム検討委員会に代わる役割をも担っています。来年の帯広における第96回大会が、本委員会が関与するはじめての大会となります。
委員会では、オンライン会議を中心にいままでの学術集会の利点欠点をざっくばらんに話し合い、より魅力的な集会にするためにどうすべきかを議論してきました。そして、盛岡でのオフライン会議では、帯広での次期大会を見据え、以下に示しますような具体的な案を話し合いました。ポイントは、一般発表を充実させるため発表・討論時間を十分確保することによって参加者に充実感を味わっていただきたいという点と、昨年から実施されています大会賞の審査のあり方も明確にし、賞を充実したいという2点です。
以下にオフライン会議で話し合われました内容を掲載します。なんでも結構です、ご意見をkokuda@cc.okayama-u.ac.jp(委員長:奥田 潔・岡山大)までいただければ幸いです。
学術集会等検討委員
奥田 潔、前多敬一郎、永井 卓、川手憲俊、宮本明夫、手塚雅文、南直治郎
平成14年9月13日開催:学術集会等検討委員会議事内容(於:岩手大学)
a. 一般口演の発表、討論時間について
- 一般口演を充実させるため、口演時間を、10分+5分とする。
- 15分間の発表・討論にたえる内容の口演のみをエントリーしてもらうため、HPなどで早目に大会の開催要項をアナウンスする。
- 3日間の日程の中で口演希望者全員に希望通り口演してもらえるか疑問。帯広大会については、シミュレーションの結果、口演数を最大76題とし、その他はポスターセッションへ回ってもらう。
b. 座長の選出、プログラム委員会
- 口演希望者、ポスター希望者ともに発表内容の専門分野を大会要項に提示し、その選択肢の中から自己申告させる。
- 主催校が、自己申告された専門分野ごとに座長候補者を選出し、その資料を元に本委員会(=プログラム委員会兼務)で検討の上、決定する。
- 座長の選出に当たっては、その専門分野をよく吟味する。また討論を活発化するため、セッションによっては座長を2名とすることも考える。
c. 大会賞(優秀発表賞)
- 現在の大会賞に代えて優秀発表賞を創設する。オーラル部門とポスター部門に分け、書類による一時審査と、大会時の二次審査により選考する。大会では、二次審査のために、オーラル部門、ポスター部門ともに一般発表とは別に発表の場(選考発表会)を設ける。
- 賞へ応募する者は、一般発表者よりも1ヶ月早く、一般発表者と同様の抄録に加え、約2頁のミニレポート、ならびに応募理由書を提出する。
- 優秀発表賞応募者が自己申告した「専門分野」ごとに、主催校の委員が一次選考委員を決定し、ただちに審査を開始する。
- 一次選考では、オーラル部門8名(選考発表会の合計時間を2時間として候補者数はこれくらいに限られる)、ポスター部門8名にしぼる。
- 受賞者数は、オーラル部門は3名、ポスター部門は候補の数に応じて決定し、大会時の選考発表会後、ただちに投票により決定する(最終選考の委員については検討中)。
d. 抄録の提出時期
- 一般発表(口頭、ポスター)は、大会開催時の約2ヶ月前が望ましい(来年7月10日頃)。
- 賞へ応募する者は、一般発表者よりも1ヶ月早く提出期限を設定する(来年6月10日頃)。
e. シンポジウム
- 一般発表(口頭、ポスター)を充実することを第一に考えるべきであるという考え方にたてば、必ずしも開催すべきという位置づけはされていない(シンポの内容は開催校が希望するものがあれば、それを優先し、なければ委員会で検討してもよい)。
その他
- 一般口演の2会場の同時進行は仕方ないが、一般口演、受賞選考会、ポスターセッションは同時に行わないよう工夫する。
- 懇親会はあった方が良い。若い人に負担にならないよう工夫すべき。
- 若手シンポは続けてもらいたい。
- 次回帯広での大会は9月11-13日(木−土)に開催予定。
問い合わせ先
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