公開シンポジウム「21世紀の動物園と希少動物の繁殖」

 地球に生物が出現して以来、多くの動物種が誕生して進化しあるいは絶滅してきました。20世紀までに絶滅した動物の数は、おびただしい数におよびます。このような動物の繁栄や衰退は、地球の自然環境の変化と大きく関係していますが、人類の誕生以来人間社会の繁栄のために多くの自然を破壊し、それが原因となって生息場所を失った動物たちが絶滅してきたと言っても過言ではありません。21世紀には、人類は、現在地球上に生息するあらゆる動物種を絶滅から救い保護することを求められています。我が国でも、近年動物園を中心にして希少動物の繁殖と絶滅からの保護に関する計画が進められています。

 このシンポジウムは、希少動物の繁殖計画に現在実際に取り組んでいる動物園の専門家が一般市民の方々に、我が国で進められている計画の内容と将来の期待について分かりやすく解説し、質疑応答と討論によって将来の動物園の役割や希少動物の人工繁殖と保護について理解を深めて頂くことを目的として開催致します。多数の皆様のご来場をお待ちしております。


プログラム

17:30-17:35

開会の挨拶:宮本 元(日本繁殖生物学会理事長、京都大学大学院農学研究科教授)
座 長:田谷一善(第94回日本繁殖生物学会大会長、東京農工大学農学部教授)
17:35-18:05 動物園と希少動物の繁殖
  小宮輝之(上野動物園飼育課)
18:05-18:35 アフリカゾウの繁殖
  関井照治(多摩動物公園飼育課)
18:35-19:05 コウノトリの繁殖と血統管理
  細田 孝(上野動物園飼育課)
19:05-19:35 ゴリラの繁殖
  吉原正人(上野動物園飼育課)
19:35-20:05 ジャイアントパンダの人工授精と精液保存
  成島悦雄(上野動物園飼育課)
 
20:05-20:30  総合討論

URL: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsar/
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