Meeting
- 「卵巣および精巣のかたちとはたらきの未来像」
- 国連総会は2022年6月~2023年6月を「持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)」と定め、持続的な発展のための基礎科学の重要性と認識を高める呼びかけをしています。
SRDでは繁殖学の持続可能な発展のための基礎研究という観点から、次世代を作り出すために非常に重要な哺乳類の卵子や精子に着目したシンポジウムを企画しました。SRD会員からこれまでの研究成果、今後の研究展開についてお話ししていただきます。皆様奮ってご参加ください。
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- SRD公開オンラインシンポジウム
「卵巣および精巣のかたちとはたらきの未来像」
- 日時:2023年5月13日(土) 14:00~16:00
対象:どなたでも歓迎 (定員500名)
参加費無料
Zoomによるオンライン開催
開催後に4日間オンデマンド配信あり
事前登録が必要です (〆切5/13 12:00)
以下の登録サイトから参加登録をお願いします。
ご参加ありがとうございました。
司会:束村博子 SRD理事長(名古屋大学大学院生命農学研究科)
- 1.「卵巣(卵子)と精巣(精子)の不思議」
- 眞鍋 昇 会員(大阪国際大学)
- 生物の増殖を効率の視点から考えると、ジャガイモのように体細胞が分裂増殖する栄養生殖が最も優れていますが、全ての個体の遺伝子が同一なので、万が一伝染病が蔓延した場合には全滅してしまいます(1845年にヨーロッパを襲ったジャガイモ疫病で100万人、アイルランドでは国民の25%が餓死しました)。遺伝子の多様性を保つ有性生殖の基盤となる卵巣(卵子)と精巣(精子)の不思議についてお話しします。
- 2.「卵巣予備能って何? -生殖医療と獣医療の観点から-」
- 坂口謙一郎 会員 (北海道大学大学院獣医学研究院)
- 少子高齢化や酪農・畜産における農家戸数・飼養頭数の減少といった社会的背景に対し、私たち繁殖生物学の研究者は、どのような貢献ができるのでしょうか?今回のシンポジウムでは、ヒトや家畜において生殖能力の指標として用いられている卵巣予備能について、その測定法の実際や臨床的意義についてお話しするとともに、これからの研究の展望について、私自身が牛を用いて実施してきたこれまでの研究に触れながらご紹介いたします。
- 3.「精子になる前の細胞から個体が生まれるの?」
- 越後貫成美 会員(理化学研究所バイオリソース研究センター)
- 受精における精子の働きは、次世代に繋がるオスの遺伝情報を卵子の中に運ぶこと、そして卵子の分裂のスイッチを入れて受精し、子どもを作ることです。では、精子になる前の細胞から子どもを作ることは可能でしょうか。答えは『イエス。ただし工夫が必要』です。今回、精子になる前の細胞は精子とは何が異なるのか、そしてどのような工夫をすれば受精に利用できるのかについて紹介し、将来的にどのような応用が考えられるのかお話ししたいと思います。
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- 公益社団法人 日本繁殖生物学会
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